どんな人が向いてる?
子供が「本当に」好き
子供に囲まれて働くことになるのだから子供好きであることは当然の条件と思われるかもしれませんが、単なる「子供好き」だけではなかなか務まりません。なぜなら、現場では思っている以上に子供と接することになります。看護業務に限らず保育業務の補助も行うからです。そのため、単純に好きなだけではなく、子供たちの明るい将来を願いながら日々接し、成長を見守っていける人こそ向いてると言えます。
デスクワークが苦じゃない
保育園看護師は園児たちの健康管理が主な業務とはなるものの、それ以外のデスクワークも多く発生します。健診や衛生管理の立案、スケジュール管理や報告書などの作成、保健だよりなどの保護者向けのお知らせの作成、各健診の記録など、毎日何かしらのデスクワークが発生します。だからといって、一番重要な看護業務を疎かにしてしまっては意味がありません。そのため、普段からデスクワークが苦じゃないという看護師は向いてると言えます。
給与が低くてもOK
保育園看護師の多くは派遣や契約社員、またはパートやアルバイトといった非正規雇用のケースが多いです。そのため正社員と比べると給与や福利厚生の待遇は悪くなります。現在病院で正社員として働いているという人は、転職した場合は大きく待遇が変わることを覚悟しておく必要があります。そのため、給与はあまり重要なポイントとして考えていない看護師は向いてると言えます。とはいえ、私立か公立か、認可か認可外かで給与に差が出てきますので、給与のことも念頭に入れて転職活動をするのであればこの点はチェックしておいたほうがいいでしょう。
ベテラン看護師にもおすすめ
仕事の性質上、子供の体調変化に敏感に気が付けること、コミュニケーションが得意で分かりやすく相手に説明できる人が向いてます。これに加え、ベテランであるのも向いてる人の特徴と言えます。育児経験があるとなお良しです。というのも、保育園としては子供を預けている保護者から安心感をもってもらう必要があるため、人生経験が豊富で保護者の立場になって考えられるベテラン看護師というのは重要な存在なのです。
また、小児科の経験がないと難しいと考える人もいるようですが、実は経験がなくても大丈夫です。確かに小児科経験を必須としているところもありますがそういった保育園は少数です。経験があれば役立つ場面も当然あるでしょうが、保育園看護師は皮膚のケアや歯のケア、感染予防やメンタルケアなど多岐にわたる健康管理が求められるので、小児科だけの知識が現場で必要ということはないからです。